30代のおでこニキビが治らない原因

10代や20代前半のニキビの原因は、
ホルモンバランスによる皮脂の過剰分泌が主な原因です。

皮脂が毛穴に詰まることで毛穴の中でアクネ菌などの雑菌が繁殖し、
毛穴を押し広げるように炎症が広がります。

30代になってもおでこニキビがなかなか治らないままで、
何度もニキビを繰り返してしまうのも、結局は、
過剰な皮脂分泌が毛穴に詰まることが直接的な原因ですが、
ホルモンバランスが影響しているわけではありません。

30代になってもおでこニキビが治らないのは、

  • 肌の新陳代謝の低下
  • おでこに汚れが付着しやすくなっている
  • 肌内部の乾燥による皮脂分泌活発化


という3つの要因を抱えていることが主な原因です。


肌の新陳代謝の低下

私たちの肌というのは
昨日と今日ではあまり変わらないように見えるものの、
実際には脱皮を繰り返しています。

肌は薄い皮膚が何枚も重なった構造となっていて、
肌の奥で皮膚が生成されると徐々に成長しながら肌表面に押し出され、
最終的には肌表面で肌を守る役割を果たした後、
肌から剥がれ落ちる仕組みになっています。

ニキビが出来そうになっても、本来であれば、
肌表面の皮膚と共にニキビは肌からはがれていきます。

けれども新陳代謝のスピードが遅くなることで、
ニキビを追い出す前にニキビが大きく成長してしまい、
ニキビが腫れて炎症したり目立つようになるわけです。

肌の新陳代謝や年齢と共に遅くなっていくものですが、
他にも様々な要因で新陳代謝のスピードは低下します。

おでこニキビを治すには、
そういった要因を潰さなければいけません。

おでこに汚れが付着しやすくなっている

自分ではおでこの汚れを丁寧に取り除いているつもりでも、
実は、普段の何気ないしぐさや癖で、
おでこの肌に汚れをため込んでいる可能性もあります。

たとえば、おでこニキビが気になって、
指や手でニキビに触ってしまうのも、
ニキビを悪化させる危険があります。

手や指というのは想像以上に汚れや雑菌が付着しているので、
自分の手であえて、ニキビを悪化させることになります。


他にも、前髪の毛先がおでこにあたるのも
おでこニキビに良くないと言われます。

その理由は髪の毛についた汚れが
おでこに付着するからです。

おでこニキビができやすいうちは、できるだけ、
前髪でニキビを隠そうとするんじゃなくて、
前髪がおでこにあたらないように気を付けたほうが良いです。

肌内部の乾燥による皮脂分泌活発化

30代のニキビはいわゆるアダルトニキビとか、
大人ニキビと呼ばれます。

思春期の頃にできるニキビとは少し性質が異なっているんですが、
具体的に何が違うのかというと肌の乾燥具合です。

おでこは皮脂でべとべとだったとしても、
実は肌の内側では水分不足が起きているんです。

インナードライ肌と呼ばれる状態が、
大人ニキビの原因です。

私たちの肌が正常に機能するためには、
ある程度の水分は欠かすことはできません。

体内のあらゆる細胞活動には、
やはり水分が絶対に必要になるからです。

肌内部の水分量が低下する主な原因は、
肌表面から水分がドンドン蒸発してしまうことです。

そこで、肌の自然な防御反応として、
皮脂の分泌を促して水分蒸発を防ごうとするわけです。

すでに肌表面に皮脂がどれだけ分泌されていようが、
そんなことはお構いなしに皮脂が分泌されてしまうので、
毛穴の中に大量の皮脂が詰まるようになり、
ニキビができる原因となるわけです。

肌が乾燥した状態だと、肌の新陳代謝がだって遅くなりますが、
通常よりもニキビはできやすいですし、
ニキビができてしまうと一気に悪化しやすくなります。

治らないおでこニキビを抜本的に改善するには、
肌内部をしっかり保湿することが何よりも大切になります。